ITコンサルティング・構築・開発・保守・教育までサポートする株式会社エイペクス

APEX NEWS Vol.19

■―――APEX NEWS――――――――
 Volume 19 : 2012 年 4 月 2 日
―――――――――――――――――■

平素よりお世話になっております。株式会社エイペクスでございます。

本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。

※二か月に一度(偶数月)の定期的な配信を予定しております。

より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。

※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。

※本メールは等幅フォントで最適化しております。

◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ ホットトピック

   ・どれを使う?サーバ仮想化三つ巴

◇ ITトレンド情報

1.震災復興支援サービス大賞にGoogle Person Finderなどを選出

2.Windows 8 Consumer Preview-良い点と悪い点-

◇ 技術情報

1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(2月~3月分)

2.APEXセキュリティ情報

◇ お知らせ
    お問い合わせ窓口に関するご案内
    DM配信スケジュール
    ご質問受付について
    次号配信予定

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

★HOT TOPIC     どれを使う?サーバ仮想化三つ巴★

およそ10年前、仮想のOSを導入するためのプラットフォーム
(以下、仮想化基盤とします)”VMware ESX”が製品化されました。

それから現在に至るまで、仮想化基盤はIT業界に大きな波を引き起こし
私たちにとって無くてはならない存在になってきています。

本トピックでは、「仮想化基盤を支える3つの製品」を紹介します。
少し長くなりますが、最後までお付き合い下さいますようお願い致します。

◆Microsoft Hyper-V

Hyper-Vは、Microsoftの仮想化戦略を担う主力製品です。
サーバ仮想化市場においても高いシェアを誇ります。

サーバ仮想化 市場シェア(Microsoft調べ)
─┬──────────────────
 └─→http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/r2/technologies/hyperv.mspx

Windowsのプラットフォームを中心にサポートしています。
馴染みの管理コンソールで、使いやすい安心のできる
仮想化基盤ではないでしょうか。

Hyper-Vは、仮想マシンを制御するOSがインストールされている
パーティション(親パーティションと呼ばれます)
と仮想マシンを作成するパーティション(子パーティション)
という二つのパーティションで構成されます。

親が子供を作成・制御するという設計思想です。
小パーティションに作成する仮想マシンのデバイスI/O
(ストレージ・ネットワーク・ビデオ・入出力デバイスなど)は
親パーティションを介して使用します。

基本的に「親パーティションが使えるものを、子供は使えるよ」
という考え方なんですね。

親パーティションはWindows 2008 R2をサポートしております。

◆VMware vSphere ESX/ESXi

ESXは、Hyper-Vと共に高い仮想基盤市場シェアを占めてます。

Hyper-Vと根本的に異なる点は設計思想です。

ESXにはHyper-Vのような親・子の考えがありません。
デバイスI/OはESXがソフトウェア的に作り出します。

その為、「ESXが対応しているものは、使えるよ」という考え方で、
対応しているデバイスOSの種類もバージョンが上がるたびに
増えてきました。

仮想化基盤の先駆者でもあり、弊社でもESXを愛用する技術者が多いです。

◆Ctrix Xen Server

XenSeverは元々オープンソースの仮想化ソフトでした。
現在は製品化され、メーカのサポートも受けることができます。
Hyper-Vと似た設計思想で、Hyper-VのLinux版と位置づけると
よりイメージが沸くのではないでしょうか。

親パーティションとしてRed Hat Enterprise LinuxのCent OSを
ベースにしています。

◆3社製品の比較

              Hyper-V   ESX/ESXi   Xen

サポートOS数:        17種類   53種類   12種類

ライブマイグレーション:     ○     ○      ○

仮想インフラの統合:       ○     ○      ○

障害時のフェールオーバ機能:    ○     ○      ○

P2V:            ○     ○      ○

(2012年3月時点 エイペクス調査)

◆導入例

Q.管理が楽な仮想化基盤は?
A.Microsoftの製品に慣れている管理者でしたら、Hyper-Vがお勧めです。
 また、MicrosoftのSCVMMという製品ではESXも
 包括的に管理することができます。

Q.WindowsとLinuxの混在環境では?
A.複数のOSをサポートしているESX/ESXiがお勧めです。
ただしESXの設計上、使用するハードウェアがサポートされているか
事前に確認しなければなりません。

◆弊社の実績について

弊社はお客様には3つの製品それぞれの特徴を考慮し、
お客様のご要望・環境に合ったソリューションを
提供させて頂きますのでご安心ください。

余談ですが、弊社はHyper-V・ESX/ESXi・Xenいずれも導入実績があり
マイクロソフト社・VMware社・Ctrix社にパートナー認定されております。

◆終わりに

最後までお読み頂きまして誠にありがとうございます。
いかがだったでしょうか?

DM部隊では、
Hyper-V ESX/ESXi Xenの今後の動向も追ってお知らせ致します。

ご質問等も受け付けておりますので、お気軽にご相談下さいませ。

 ご感想・ご質問はこちら
─┬───────────
 └─→ helpdesk

★INFOMATION IT トレンド情報 ★

 
  1.震災復興支援サービス大賞にGoogle Person Finderなどを選出

   震災復興で活躍したサイトやアプリを選定・表彰する
   「震災復興支援サービス大賞」の表彰式が3/8(木)行われました。
   ITは元来、人々の役に立つためにあるという事を実感させられた
   ニュースでした。

詳細はこちら
─┬───────────
 └─→http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2012/03/0308site/

  2.「Windows 8 Consumer Preview」-良い点と悪い点-

   今季夏に発売が予想されているWinows8ですが、その実態は如何に?
   大きく変わった点は、ユーザーインターフェースがMetloという新しい
   デザインが採用されたことでしょう。
   こちらは今後情報が入り次第、追ってお知らせします。

   詳細はこちら
─┬───────────
 └─→http://japan.cnet.com/sp/businesslife/35015026/4/

★INFOMATION  マイクロソフト セキュリティ情報★ 

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2012年02月分)

詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms12-feb

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2012年3月分)

詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms12-mar

御社環境における上記パッチ適用の必要可否詳細については、
弊社ヘルプデスク、または営業までお問い合わせ下さい。

★INFOMATION  APEX セキュリティ情報 ★

■.初めに APEXセキュリティ情報とは・・・
  APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
  弊社が特選し掲載をするものです。
  Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
  、ご活用頂ければ幸いでございます。

  情報源は、JPCERT/CCを主としております。
  JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/

【1】RDP サービスの脆弱性に注意
 
  ●概要
   3月のマイクロソフトのセキュリティ更新プログラムには、
   Windows の RDP サービスの脆弱性に対する更新が含まれています。
   遠隔から操作するために RDP サービスを使用している場合、
   今回公開された脆弱性によって認証不要で任意のコードを
   実行される可能性があります。

  ●対応策
   RDP については普段からスキャン活動も観測されています。
   すみやかに今回のセキュリティ更新プログラムを適用してください。

  ●情報源
   マイクロソフト 日本のセキュリティチーム
   MS12-020 「リモート デスクトップ プロトコルの脆弱性」の Q&A
    http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2012/03/16/3487092.aspx
   
【2】マイクロソフト Internet Explorer の自動アップグレード

  ●概要
   マイクロソフトは、日本国内における Internet Explorer (IE) の
   自動アップグレードを 3月中旬より始めることを発表しました。
   これまで IE の更新については、インストーラが起動される形で
   提供されていました。今回の自動アップグレードでは、
   自動更新設定になっていた場合 Windows Update を通じ、
   最新版の IE が導入されます。

  ●対応策
   マイクロソフトからは、対象となる OS バージョンや、
   自動アップグレードを一時的にブロックするための方法などの
   情報も提供されています。
   事前に対応を検討しておくことをおすすめします。

  ●情報源
   Microsoft Internet Explorer の自動アップグレードについて
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/ie/hh859701

【3】DNS 設定を書き換えるマルウエア (DNS Changer)
   感染に関する注意喚起

  ●概要
   DNS Changer は2007年頃にはじめて検出された
   マルウエアですが、DNS Changer に感染した PC は、
   現在でも世界中で数十万台以上存在し、
   日本国内でも相当数の PC が感染しているとのことです。

  ●対応策
   下記をご覧ください。
   https://www.jpcert.or.jp/at/2012/at120008.html

【4】Adobe Flash Player の脆弱性に関する注意喚起

  ●概要
   Adobe Flash Player には複数の脆弱性があります。
   結果として遠隔の第三者は、細工したコンテンツをユーザに
   開かせることで、Adobe Flash Playerを不正終了させたり、
   任意のコードを実行させたりする可能性があります。

  ●対応策
   Adobe Systems 社が提供する対策済みソフトウエアへの
   アップデートの実施をお勧めします。
   詳細は以下をご覧ください。
   https://www.jpcert.or.jp/at/2012/at120007.html

【5】Windows 家庭向け製品サポート延長について

  ●Windows Vista および Windows 7 の家庭用向け製品に関して
5 年の延長サポートを提供すると発表されました。

  ●情報源
   Windows Vista/Windows 7 コンシューマー用製品も
   延長サポートを決定、セキュリティ更新プログラムを継続提供
   http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2012/02/20/3481871.aspx

  御社環境における上記情報のご質問等は弊社ヘルプデスク、
  または営業までお問い合わせ下さい。

★INFOMATION お知らせ★                     

 ~お問い合わせ窓口に関するご案内~

  より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
  可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
  ご協力をお願い申し上げます。

 【連絡先】

電話番号(保守専用): sales
※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
によって別の電話番号をご案内させて頂いている
場合がございますので、その場合は引き続き現状の
電話番号をご利用下さい。

メールアドレス(保守専用): helpdesk
※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
ご案内させて頂いている場合がございますので、
その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。

  より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
  保守環境の 整備を実施してまいりますので、引き続きご愛顧の程、
  よろしくお願い申し上げます。

 ~DM配信スケジュール~
  二か月に一度、偶数月に配信予定

 ~ご質問受付について
  今号でご紹介いたしましたホットトピック及びバッチ情報、
  または弊社についてのご質問をお受けいたします。
  なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
  ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。

  ご質問は下記までお願いいたします。

  ヘルプデスク : helpdesk

  ぜひお待ちしております。
  #回答は次号以降、順次させて頂く予定です。

 ~次号配信予定~
  2012年6月1日(金)

【編集後記】

 春が来ました!!
 休日はほのぼのお花見でもいかがでしょうか?
 まだちょっと寒いでしょうか。。。
 というか桜も咲いてませんね。

 弊社でも毎年、花見が行われるのですが去年は雨で中止になり・・・
 私はまだ行ったことがありません。
 今年は雨が降らないようにひそかに祈っております。アーメン

 満開の桜の中、囲碁でもさしたいですね。
 というのも実は最近、前に座っているフランス出身社員のシルヴァンの
 影響で囲碁を始めまして・・日本の伝統文化を教えて頂いてます。笑
 
 また、(長い編集後記ですね)
 満開の桜と共に咲散ることがないように、今年度もDMをお届けします。
 皆さまどうか今年度もよろしくお願い致します。

 【文責】 APEX ソリューション推進部     APEX NEWS 編集者 井上                  

編集責任者: 井上 卓
発行責任者: 間瀬 昌哉

内容のお問い合わせについて、また本メールの配信停止については、
お手数ですが、下記までご連絡をお願いいたします。

株式会社エイペクス
ソリューション推進部
TEL : sales
Email : helpdesk

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