APEX NEWS Vol.22
■―――APEX NEWS――――――――
Volume 22 : 2012 年 10 月 1 日
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平素よりお世話になっております。株式会社エイペクスでございます。
本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。
※2か月に1度(偶数月)の定期的な配信を予定しております。
より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。
※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。
※本メールは等幅フォントで最適化しております。
◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ PICKUP
『検証してみました。 Windows8 』
◇ ITトレンド情報
1.「Windows Server 2012」の国内提供が始まる–早期導入事例も
2.アプリ「発見」もディレクトリーから検索へ 「iOS 6」が転機
3.その他、ITトレンド情報紹介
◇ 技術情報
1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(8月~9月分)
2.APEXセキュリティ情報
◇ お知らせ
お問い合わせ窓口に関するご案内
DM配信スケジュール
ご質問受付について
次号配信予定
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★PICKUP 検証してみました。 Windows8★
「検証してみました。Windows 8」
こんにちは、エイペクス遠藤です。
入社してから約半年が経過し、
落ち着いて仕事ができるようになってきました。
今回はMicrosoft社から約3年ぶりに発売されるOS、
「Windows8」について皆様にご紹介しますので是非ともご一読下さい。
1.はじめに
Windows8は2012年10月26日に発売予定のMicrosoft社製PC、
タブレット端末用のオペレーティングシステム(OS)です。
Windows7の後継として開発されたもので、PCとしてだけでなく、
タブレット端末でも使用することを意識した作りとなっています。
そんな、Windows8は従来のWindows OSと比較し
どのような変化があったのでしょうか。
今回は、8月15日に提供開始となった無料体験版を用いて
Windows8を実際に検証行いました。
そのレポートをお届けします。
2.Windows8 起動直後
Windows8を起動し、ログオンを行うと、
カラフルなタイルが並べられた画面が登場します。
この画面は、従来のWindowsOSにおけるスタートメニューの画面です。
初めて起動するときは、この変化にまず驚くことでしょう。
従来のWindowsOSは、ログインを行うとデスクトップ画面が表示されました。
Windows8ではログインを行うとスタート画面が表示されるのです。
スタート画面に表示されているタイルは、
各アプリケーションを起動するためのものです。
この中には、従来のデスクトップ画面へ移動するタイルもあります。
このタイルは自由に移動や大きさの変更、
表示するタイルの変更を行うことができます。
ただし、大きさの変更については初期設定で小さいタイルの
2枚分の大きさとなっている大きいタイルを小さいタイルの
大きさに変更することは可能です。
反対に、小さいタイルを大きいタイルの大きさに
変更することはできませんでした。
このスタート画面はスマートフォンでいう
ホーム画面に近いという印象を受けました。
スマートフォンユーザの方であれば、
すぐに新しいスタート画面にも慣れるのではないでしょうか。
一方、スマートフォンを使ってない方は、少し戸惑うかもしれません。
3.デスクトップ画面
デスクトップ画面は、基本的にはこれまでと大きく変わりません。
ただし、1点だけ大きく変化した点があります。
それは、スタートボタンがなくなったことです。
スタート画面を表示するには、マウスを画面左下に移動します。
左下にマウスを移動させると、
スタート画面を小さくしたものが表示されます。
この小さなスタート画面をクリックすると、
スタート画面を表示することができます。
慣れるまではマウスをどの位置までもっていけば
スタート画面が表示されるのか感覚を掴むのが難しいかもしれません。
左下には初期設定でInternet Explorerを起動するボタンがありますが、
少しずれるとInternet Explorerのボタンをクリックしてしまうので、
注意が必要です。
スタート画面を表示するには、これ以外の方法もあります。
画面右下にマウスを移動するとPCの設定やアプリケーションの
検索を行うボタンが表示されます。
その中にスタート画面に移動するボタンもあります。
このボタンをクリックすることでもスタート画面に移動することができます。
もう1つの方法はWindowsボタンを押すことです。
この方法は、これまでのOSでもスタート画面を開く際に
使用することができた方法です。
1番簡単で分かりやすい方法ではないでしょうか。
ちなみに、スタート画面でWindowsボタンを押すと
最後に使用したアプリケーションの画面を表示します。
例えば、デスクトップ画面を表示した状態でWindowsボタンを2度押すと、
再度デスクトップ画面を表示します。
4.よく使うアプリケーションの起動方法
従来のスタート画面では、
よく使うアプリケーションが一覧で表示されていました。
しかし、Windows8ではそのような一覧が表示されません。
その代わり、最後に使ったアプリケーションを一覧で表示する機能があります。
画面の左上あるいは左下にカーソルを移動させ、
そこから下または上にカーソルを移動すると、
スタート画面へ移動するボタンと最後に使ったアプリケーションのボタンが
最大6つまで表示されます。
ここから各アプリケーションに移動することができます。
最後に使ったアプリケーションの表示は
1度ログオフするとリセットされて消えてしまいます。
よく使うアプリケーションはスタート画面へ
使いやすい場所に自分で配置しておくとよいでしょう。
5.アプリケーションの動作確認
最後に私の方で選んだアプリケーションについて、
インストール及び動作確認を行いました。
今回は、多くの人が利用すると思われる
MicrosoftOffice2010の各アプリケーションと
ウェブブラウザとして、初期状態で入っている
InternetExplorer10以外に、GoogleChrome、
Firefox、Safariの最新版(9月20時点)をインストールしてみました。
まず、MicrosoftOffice2010についてです。
インストールする際にはエラーや警告といった
ものは表示されませんでした。
Windows8上にインストールしたExcelやWordで普段使用
しているWindows7上で作成した資料の編集を行ってみました。
その結果、Windows7上で編集を行う場合と同じように操作できました。
また、操作時にエラーが発生したり、
フリーズしてしまったりするといった問題が発生することはありませんでした。
Windows8上でもOffice2010の製品について問題なく使用することができました。
次に各ウェブブラウザですが、
こちらもインストール時や実際に起動して操作をする際に
エラーや警告、操作できなくなるなどの問題は発生しませんでした。
従来のWindowsOSで操作するときと同じような感覚で操作できました。
Microsoft社ではWindows8について、従来のWindowsOSとの互換性を維持し、
Windows7で動作したアプリケーションについては
Windows8でも同様に動作できるように開発を進めてきたそうです。
(参考:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120907/421522/)
そのため、Windows7で動作したアプリケーションについては
今回検証したもの以外でも同様にWindows8で問題なく
使用することができそうです。
ここで余談ですが、Windows8に初期状態で搭載されている
ウェブブラウザはInternet Explorer10(IE10)です。
IE10はWindows8上で2つの方法で使用することができます。
1つはこれまでと同様にデスクトップから起動する方法です。
この方法はこれまでのInternetExplorerと同じように
操作することができます。
もう1つはアプリケーションとしてIE10を使用します。
スタート画面にあるIE10のタイルをクリックすると、
アプリケーションとしてIE10が起動します。
アプリケーションのIE10は画面内で右クリックすると、
更新ボタンや戻る進むボタン、タブといったものが表示されます。
Webページを見る際にはこれらのボタン等を非表示とすることができるので、
デスクトップ画面で使用する場合と比べて画面が見やすいという印象を受けました。
6.終わりに
Windows8を使用してみて、全体的にWindows7と操作方法が変わった部分が多く、
慣れていないと使いづらく感じるかもしれません。
Windows8はタブレット端末向けのOSということもあり、
タブレットやスマートフォンのようなタッチパネルで操作することを
意識した作りになっているということを操作してみた上でかなり感じました。
今後、Windows8の導入を検討している方の参考となれば幸いです。
ご感想・ご質問はこちら
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└─→ helpdesk
★INFORMATION IT トレンド情報★
1.「Windows Server 2012」の国内提供が始まる–早期導入事例も
日本マイクロソフトは9月5日、9月1日から新サーバOS
「Windows Server 2012」の提供を開始したのにあわせて、
報道関係者を対象とした説明会を開催しました。
詳細はこちら
─┬────────
└─→http://japan.zdnet.com/os/analysis/35021377/
2.アプリ「発見」もディレクトリーから検索へ「iOS 6」が転機
米アップルが新型スマートフォン「iPhone5」を発売してから
地図アプリの不具合で持ちきりだったが、アプリ開発者の間では
「アップストア」の変更がひそかな注目を集めています。
詳細はこちら
─┬────────
└─→http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD2601H_W2A920C1000000/
3.その他、ITトレンド情報紹介
・詳細が明らかになったOffice 2013 RTの提供方法と機能
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1209/28/news02.html
・日本語の住所表記を英語表記に変換してくれる「JuDress」
http://japan.cnet.com/news/society/35022400/
・スマホとヘッドフォン、タッチで接続
ソニー製NFCアプリの配布がスタート
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1209/28/news123.html
・フォースメディア、スマホの充電機能も備えた
充電式ラジオライト「グラピカ」
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1209/28/news140.html
★INFORMATION マイクロソフト セキュリティ情報★
~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2012年8月分)
●深刻度:緊急「5件」重要「4件」
詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms12-aug
~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2012年9月分)
詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms12-sep
●深刻度:緊急「1件」重要「2件」
御社環境における上記パッチ適用の必要可否詳細については、
弊社ヘルプデスク、または営業までお問い合わせ下さい。
★INFORMATION APEX セキュリティ情報★
■初めに APEXセキュリティ情報とは
APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
弊社が特選し掲載をするものです。
Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
ご活用頂ければ幸いでございます。
情報源は、JPCERT/CCを主としております。
JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/
【1】Windows Phone 7 に SSL サーバ証明書検証不備の脆弱性
●概要
Windows Phone 7 には、SSL サーバ証明書の CN
(コモンネーム) を検証しない脆弱性があります。
結果として、遠隔の第三者が中間者攻撃を行う可能性があります。
●対応策
2012年9月25日現在、対策方法はありません。
Microsoft によると、本脆弱性の対策アップデートを
公開予定とのことです。
●情報源
Japan Vulnerability Notes JVNVU#389795
Windows Phone 7 に SSL サーバ証明書の検証不備の脆弱性
https://jvn.jp/cert/JVNVU389795/index.html
【2】トレンドマイクロ
InterScan Messaging Security Suiteに複数の脆弱性
●概要
トレンドマイクロの InterScan Messaging Security Suite には、
クロスサイトスクリプティングおよび
クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性があります。
結果として、遠隔の第三者が、当該製品にログインしているユーザの
権限で、任意のスクリプトを実行する可能性があります。
●対応策
2012年9月18日現在、本脆弱性への対策版は提供されていません。
回避策として、当該製品へのアクセスを信頼される
ホストやネットワークからのみに制限するなどの方法があります。
詳細についてはトレンドマイクロが提供する情報を参照してください。
●情報源
Japan Vulnerability Notes JVNVU#471364
InterScan Messaging Security Suite に複数の脆弱性
https://jvn.jp/cert/JVNVU471364/index.html
【3】Citrix XenServer に複数の脆弱性
●概要
Citrix XenServer には、複数の脆弱性があります。
結果として、遠隔の第三者がサービス運用妨害 (DoS) 攻撃を行ったり、
ゲスト OS 上からホスト OS を操作したりする可能性があります。
対象となるバージョンは以下の通りです。
- Citrix XenServer 5.0、5.5、5.6 および 6.0
●対応策
この問題は、Citrix が提供する修正済みのバージョンに
XenServer を更新することで解決します。
詳細については、Citrix が提供する情報を参照して下さい。
●情報源
Citrix
Citrix XenServer Multiple Security Updates
http://support.citrix.com/article/CTX134708
【4】Symantec Endpoint Protection に脆弱性
●概要
Symantec Endpoint Protection (SEP) には、脆弱性があります。
結果として、遠隔の第三者がサービス運用妨害 (DoS)
攻撃を行う可能性があります。
対象となるバージョンは以下の通りです。
SEP Manager 11.0.7000 RU7 MP2 より前のバージョン
●対応策
Symantec が提供する修正済みのバージョンにSEP を
アップデートすることで解決します。
詳細については、Symantec が提供する情報を参照して下さい。
●情報源
US-CERT Vulnerability Note VU#149070
Symantec Endpoint Protection network threat protection
module Microsoft IIS denial of service vulnerability
http://www.kb.cert.org/vuls/id/149070
【5】Oracle Java に脆弱性
●概要
Oracle Java SE には、複数の脆弱性があります。
結果として、遠隔の第三者が任意のコードを実行したり、
サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を行ったりする可能性があります。
対象となる製品およびバージョンは以下の通りです。
- JDK/JRE 7 Update 6 およびそれ以前
- JDK/JRE 6 Update 34 およびそれ以前
●対応策
この問題は、使用している OS のベンダや
配布元が提供する修正済みのバージョンに、
該当する製品を更新することで解決します。
詳細については、Oracle が提供する情報を参照して下さい。
●情報源
Japan Vulnerability Notes JVNTA12-240A
Oracle Java 7 に脆弱性
https://jvn.jp/cert/JVNTA12-240A/index.html
JPCERT/CC Alert 2012-08-31 JPCERT-AT-2012-0028
2012年 8月 Java SE の脆弱性に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2012/at120028.html
【6】Windows Defender Offline
Microsoft は Windows Defender Offline というセキュリティツールを公開し
ています。
このツールは、最新の定義ファイルを含む形で
ブート可能な CD や USB フラッシュドライブを作成できます。
作成した CD や USB フラッシュドライブからブートすることによって、
感染の疑いのある OS の影響を受けずにウイルス感染をチェックし、
不正なプログラムを除去することが可能です。
参考文献 (日本語)
Microsoft
Windows Defender Offline とは
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows/what-is-windows-defender-offline
★INFORMATION お知らせ★
~お問い合わせ窓口に関するご案内~
より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
ご協力をお願い申し上げます。
【連絡先】
電話番号(保守専用): sales
※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
によって別の電話番号をご案内させて頂いている
場合がございますので、その場合は引き続き現状の
電話番号をご利用下さい。
メールアドレス(保守専用): helpdesk
※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
ご案内させて頂いている場合がございますので、
その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。
より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
保守環境の 整備を実施してまいりますので、引き続きご愛顧の程、
よろしくお願い申し上げます。
~DM配信スケジュール~
2か月に1度、偶数月に配信予定
~ご質問受付について~
今号でご紹介いたしましたホットトピック及びバッチ情報、
または弊社についてのご質問をお受けいたします。
なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。
ご質問は下記までお願いいたします。
ヘルプデスク : helpdesk
ぜひお待ちしております。
#回答は次号以降、順次させて頂く予定です。
~次号配信予定~
2012年12月3日(月)
【編集後記】
段々と寒くなってきましたね。
最近はあまり季節の変わり目が無いように感じませんか。
10月から急に寒くなってくるので、体調管理には十分に気を付けてください。
さて私ごとですが
昨年10月より本APEX NEWSの編集長を前編集長よりに引継ぎ、1年が経ちました。
1年間APEX NEWSと共に成長してきた私ですが、
本号を持ちまして編集長と交代となります。
今まで、本DMをお読みになって頂いた方々にこの場をお借りし、
感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
また、APEX NEWSの変わらぬご愛読の程をお願い申し上げます。
後任の編集長は、弊社期待の遠藤です。
今月よりAPEX NEWSをより皆様にとってご愛読頂けるものになるよう
走り回って行きますので、今後の遠藤にどうぞご期待下さい。
では、次号も皆様へ笑顔をお届けできますように。
ありがとうございました。
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【文責】 APEX ソリューション推進部
APEX NEWS 編集者 井上
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