APEX NEWS Vol.27
■―――APEX NEWS―――――――――
Volume 27 : 2013 年 8 月 1 日
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平素よりお世話になっております。株式会社エイペクスでございます。
本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。
※2か月に1度(偶数月)の定期的な配信を予定しております。
より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。
※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。
※本メールは等幅フォントで最適化しております。
◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ PICKUP
『発見!!基板の魅力』
◇ 世界のITトレンド
『アフリカ諸国のSNS事情』
◇ ITトレンド情報
『Windows 7版Internet Explorer 11の開発者プレビューがリリース』など
◇ 技術情報
1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(6月~7月分)
2.APEXセキュリティ情報
◇ お知らせ
お問い合わせ窓口に関するご案内
DM配信スケジュール
ご質問受付について
次号配信予定
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★PICKUP 発見!!基板の魅力★
今回は、コンピュータの基板について特集します。
前号で紹介させて頂きました、新人の松岡がお送りします。
入社前はコンピュータについてあまり詳しくなかった彼女ですが、この数か月でさまざまなものに
興味を持ち周囲もビックリするほどの成長を遂げています。その成果を皆様にお届けできればと
思います。
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電子機器を分解した時に現れる、緑色の板の上に描かれる近未来的模様…。何かすごい事をして
くれるに違いないと思わせるその出で立ち…。そんな「基板」に、わくわくした経験はない
でしょうか?
私は先輩に何気なく渡された事がきっかけで基板の虜になってしまいました。
今回はそんな「基板」について特集させていただきます。
1.基板とは
「基板」といわれる場合「プリント基板」を指している事がほとんどです。プリント基板とは、
電子配線が印刷された板状またはフィルム状の部品です。しかし「プリント基板」という場合も
単体ではなく、集積回路や抵抗器、コンデンサ等の電子部品を配置して電子回路を実装したもの
を指している事も多いです。
2.プリント基板の役割
・電気が通る道を作る
・電子部品がバラバラにならないように固定する
基板を使わなくても電子部品同士を配線で接続する事は可能ですが、プリント基板を使用する事
によって生産性の向上や、品質の維持等のメリット があります。多くの電子機器ではプリント
基板が使われていますが、部品点数を減らして軽量化する為に基板を使用しない事もあるよう
です。
3.基板の上の電子部品
プリント基板があるだけでは電子機器を動かす事はできません。プリント基板の上に電子部品を
乗せていく事で初めて、電子機器を動かす事が出来るようになります。
主な電子部品と主な役割は次の通りです。
[抵抗器]
電気の流れる量を調整する役割
[コンデンサ]
電気を蓄えたり放出したりする役割
[トランジスタ]
電気の流れをコントロールする役割
[ダイオード]
電流の流れを一方通行にする役割
○電子部品の主な形状
<抵抗器/コンデンサ/ダイオード [アキシャル・リード型] >
両側にリードが出ている事が特徴です。
┌───┐
──┤ ├──
└───┘
<抵抗器/コンデンサ/ダイオード [ラジアル・リード型] >
片側にリードが出ている事が特徴です。
┌──┐
│ ├─
│ ├──
└──┘
<抵抗器/コンデンサ/ダイオード [チップ型] >
リードが出ていない事が特徴です。
┌───┐
│ │
└───┘
<集合抵抗器>
いくつかの抵抗器がまとまって1つの抵抗になっています。
┌──────┐
│ │
└┬┬┬┬┬┬┘
││││││
<トランジスタ>
リードが3本出ている事が特徴です。
┌─────┐
│ ├───
│ ├───
│ ├───
└─────┘
これらの電子部品とプリント基板が合わさって電子回路を形成し、電子機器の中で機能する事
で我々の生活を支えているのです。
番外編 電子部品アクセサリー
これまで「基板や電子部品は電子機器の中で使われているものだ」というお話をさせて頂き
ましたが、実は基板や電子部品の使い方はそれだけではありません。
電子部品を使った「アクセサリー」があるのです。
コンデンサのピアス、抵抗器の指輪、基板のブレスレット等、電子機器の外でも電子部品は活躍
しています。
「電子部品」といってもカラーコードの帯がついていたり、丸型や円柱型等可愛い形があったり
配線図やそこに描かれる文字や数字がかっこよく思えたり…。アクセサリーとして身につける
要素も備えていたのです。
周りの人のアクセサリーをよく見てみると、実は電子部品かもしれません。
参考URL : さのもの http://shop.sanomono.com/
デンシブヒン部 http://denshibuhin.thebase.in/
増え続ける電子機器の中だけではなく、アクセサリーとしても活躍の場を広げる電子部品。
今後ますます我々を魅了し、生活にとって欠かせないものとなっていくことでしょう。
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★世界のITトレンド アフリカ諸国のSNS事情★
本号から、「世界のITトレンド」と題しまして、世界のITに関する情報をお届けします。
今まで知らなかった!というような世界のさまざまなITに関する情報をお届けできればと
思っております。
第1回は、アフリカ諸国のSNS事情についてお伝えします。
アフリカというと自然や歴史が多く残り、独特の文化を持った民族が多い…といったイメージを
持っていますが、最近のアフリカにおけるSNS事情はどのようになっているのでしょうか?
2011年に起きた「アラブの春」という民主化運動。ニュースでも大きく取り上げられましたが、
大きなデモへと発展した要因にはインターネット、とりわけFacebookやTwitterといったSNSがある
といわれています。
チュニジアで政府の規制に反抗する目的で青年が焼身自殺したという内容がFacebookに投稿
されました。すると、瞬く間に情報が広まり、政府に対する反感の声が次々とあがって大規模
デモへとつながっていきました。SNSのつながりが政治を動かす原動力となったのです。
では、アフリカにおけるSNS普及率はどれほどでしょうか。Facebookを例に取り上げると、
アフリカで1番ユーザー数が多い国がエジプトで約544万人(6.7%)、次いでモロッコが
約290万人(9.3%)、チュニジアが約210万人(20.5%)となっています。(()内は人口に占める
割合(普及率)です。)
ちなみに日本はユーザー数が約240万人で普及率が1.9%です。Facebookに関しては、日本よりも
アフリカの国々の人が利用している人が実は多いのです。
アフリカでもより多くの情報をより早く手に入れたいまた伝えたいという欲求を持っている人も
多く、環境さえ整えばさらに普及することも考えられます。
今、日本にいる私たちは海外からの情報というと、欧米あるいは近隣のアジア諸国からの情報が
ほとんどではないでしょうか。近い将来、アフリカの人からの情報を日本にいながら簡単に手に
入れる日が来るかもしれません。
~参考記事~
http://zen.seesaa.net/article/186622759.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol87/
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★INFORMATION IT トレンド情報★
1.Windows 7版Internet Explorer 11の開発者プレビューがリリース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1307/26/news060.html
2.「Surfaceは製造過多だった」──社内集会でスティーブ・バルマーCEOが認める
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1307/29/news045.html
3.バイク、自動車がビッグデータ発生源に
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130719/492547/?k3
4.15歳CEO、日本で誕生 大人が中高生の夢を手助け
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO57695840U3A720C1000000/
5.Google、「Nexus 7 2013」発表、日本発売は「数週間以内」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1307/25/news033.html
★INFORMATION マイクロソフト セキュリティ情報★
~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2013年6月分)
●深刻度:緊急「1件」重要「4件」
詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms13-jun
~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2013年7月分)
詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms13-jul
●深刻度:緊急「6件」重要「1件」
御社環境における上記パッチ適用の必要可否詳細については、
弊社ヘルプデスク、または営業までお問い合わせ下さい。
★INFORMATION APEX セキュリティ情報★
■初めに APEXセキュリティ情報とは
APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
弊社が特選し掲載をするものです。
Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
ご活用頂ければ幸いでございます。
情報源は、JPCERT/CCを主としております。
JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/
【1】WindowsOSでシステム起動から 497 日経過すると、TIME_WAIT 状態であるすべてのTCP/IP
ポートが閉じられない
●概要
Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2 を
搭載しているコンピューターで、次の問題が発生します。
①システム起動から 497 日経過すると、TIME_WAIT 状態であるすべての TCP/IP ポートが
閉じられません。そのため、TCP/IP ポートが使い尽くされ、新しい TCP/IP セッション
が作成されない場合があります。
②248.5 日経過すると、TCP Chimney オフロードが失敗します。そのため、オフロード接続
が使用されている場合、248.5 日経過するとシステムが応答を停止します。
●対応策
マイクロソフトでは、この問題を修正する修正プログラムを提供しています。ただし、この
修正プログラムは、ここで説明する問題のみを修正することを目的としたものです。
この修正プログラムは、ここで説明する問題が発生しているシステムにのみ適用して
ください。この修正プログラムは、今後さらにテストを行う場合があります。したがって、
この問題で深刻な影響を受けていない場合は、この修正プログラムが含まれる次の
ソフトウェア更新プログラムがリリースされるまで待つことを推奨します。
修正プログラムは以下のURLよりダウンロードしてください。
http://support.microsoft.com/kb/2553549/ja
●情報源
http://support.microsoft.com/kb/2553549/ja
【2】Microsoft 製品の複数の脆弱性に対するアップデート
●概要
Microsoft 製品には複数の脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が、
任意のコードを実行したり、権限を昇格したりする可能性があります。
対象となるシステムは以下の通りです。
– Microsoft Windows
– Microsoft .NET Framework
– Microsoft Silverlight
– Microsoft Office
– Microsoft Visual Studio
– Microsoft Lync
– Internet Explorer
– Microsoft セキュリティ ソフトウェア
●対応策
この問題は、Microsoft Update 等を用いて、セキュリティ更新プログラムを
適用することで解決します。詳細については、Microsoft が提供する情報を参照
して下さい。
●情報源
US-CERT Alert (TA13-190A)
Microsoft Updates for Multiple Vulnerabilities
https://www.us-cert.gov/ncas/alerts/TA13-190A
【3】Apache Struts に複数の脆弱性
●概要
Apache Struts には、複数の脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が、
任意の OS コマンドを実行したり、ユーザを任意のサイトに誘導したりする可
能性があります。
対象となるバージョンは以下の通りです。
– Apache Struts 2.0.0 から 2.3.15
●対応策
この問題は、Apache Struts Project が提供する修正済みのバージョンに
Apache Struts を更新することで解決します。詳細については、Apache
Struts Project が提供する情報を参照して下さい。
●情報源
JC3 Bulletin
V-200: Apache Struts DefaultActionMapper Redirection and OGNL Security Bypass
Vulnerabilities
http://energy.gov/cio/articles/v-200-apache-struts-defaultactionmapper-redirection-and-ognl-security-bypass
【4】Apple OS X に複数の脆弱性
●概要
Apple OS X には、複数の脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が、任
意のコードを実行する可能性があります。
対象となるバージョンは以下の通りです。
– Apple OS X 10.6.8、10.7.5、10.8.4
– Apple OS X Server 10.6.8、10.7.5、10.8.4
●対応策
この問題は、Apple が提供する更新プログラムを該当する製品に適用すること
で解決します。詳細については、Apple が提供する情報を参照して下さい。
●情報源
JC3 Bulletin
V-191: Apple Mac OS X Multiple Vulnerabilities
http://energy.gov/cio/articles/v-191-apple-mac-os-x-multiple-vulnerabilities
【5】Symantec Security Information Manager に複数の脆弱性
●概要
Symantec Security Information Manager には、複数の脆弱性があります。結
果として、遠隔の第三者が、SQL インジェクション攻撃を実行したり、ユーザ
のブラウザ上で任意のスクリプトを実行したりする可能性があります。
対象となるバージョンは以下の通りです。
– Symantec Security Information Manager Appliance Version 4.7.x および 4.8.0
●対応策
この問題は、Symantec が提供する修正済みのバージョンに Security
Information Manager を更新することで解決します。詳細については、
Symantec が提供する情報を参照して下さい。
●情報源
JC3 Bulletin
V-192: Symantec Security Information Manager Input Validation Flaws Permit
Cross-Site Scripting, SQL Injection, and Information Disclosure Attacks
http://energy.gov/cio/articles/v-192-symantec-security-information-manager-input-validation-flaws-permit-cross-site
★INFORMATION お知らせ★
~お問い合わせ窓口に関するご案内~
より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
ご協力をお願い申し上げます。
【連絡先】
電話番号(保守専用): sales
※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
によって別の電話番号をご案内させて頂いている
場合がございますので、その場合は引き続き現状の
電話番号をご利用下さい。
メールアドレス(保守専用): helpdesk
※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
ご案内させて頂いている場合がございますので、
その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。
より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
保守環境の 整備を実施してまいりますので、引き続きご愛顧の程、
よろしくお願い申し上げます。
~DM配信スケジュール~
2か月に1度、偶数月に配信予定
~ご質問受付について~
今号でご紹介いたしましたホットトピック及びバッチ情報、
または弊社についてのご質問をお受けいたします。
なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。
ご質問は下記までお願いいたします。
ヘルプデスク : helpdesk
ぜひお待ちしております。
#回答は次号以降、順次させて頂く予定です。
~次号配信予定~
2013年10月1日(火)
【編集後記】
最近、日本各地で局地的な豪雨が発生しています。
洪水で道路が崩れたり、鉄橋が流されたりと大きな被害が出ているようです。
名古屋も今週月曜日には1日中雨が降りました。
ゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な大雨はいつどこで降るかの予測が難しいそうです。
さまざまな技術が発展し、気象予報の精度もかなり上がっていますが、それでも
自然の動きを人間が完璧に把握することはできていないのです。
いつか予測できるようになるといいですが、自然の前に人間の技術は敵わないのですね…。
では、次号も皆様へ笑顔をお届けできますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【文責】 APEX ソリューション推進部
APEX NEWS 編集者 遠藤
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編集責任者: 遠藤 真輝
発行責任者: 新開 康彦
内容のお問い合わせについて、また本メールの配信停止については、
お手数ですが、下記までご連絡をお願いいたします。
株式会社エイペクス
ソリューション推進部
TEL : sales
Email : helpdesk
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