ITコンサルティング・構築・開発・保守・教育までサポートする株式会社エイペクス

APEX NEWS Vol.31

■―――APEX NEWS―――――――――
 Volume 31 : 2014 年 4 月 1 日
―――――――――――――――――■

平素よりお世話になっております。株式会社エイペクスでございます。

本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。

※2か月に1度(偶数月)の定期的な配信を予定しております。

より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。

※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。

※本メールは等幅フォントで最適化しております。

◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ PICKUP
    『消費税増税によるIT業界への影響は?』

◇ 世界のITトレンド
    『世界のキーボード事情 ~日本語キーボードと英語キーボードの違い~』

◇ ITトレンド情報
    『全国初!? 「NAVERまとめ」で町おこし』など

◇ 技術情報
    1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(2月~3月分)

    2.APEXセキュリティ情報

◇ お知らせ
    お問い合わせ窓口に関するご案内
    DM配信スケジュール
    ご質問受付について
    次号配信予定

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

★PICKUP  消費税増税によるIT業界への影響は?★

 2014年4月より、消費税が5%から8%に変わります。さらに2015年10月には10%へ増税となる予定です。
 増税実施が近づくに連れ、消費税増税による影響がテレビ・新聞等で多く報道されています。今回は、
 消費税増税に伴うIT業界やシステムへの影響をまとめてお伝えしたいと思います。

 消費税増税に伴う1番のシステムへの影響は「税抜価格」と「税込価格」の変換の仕組みの部分でしょう。
 各企業で導入されている、財務システム・販売管理システムのようなシステムでこの仕組みに手を加える必要が
 あります。
 単純に「5%」としている部分を「8%」と書き換えればいいのかというと、必ずしもそうではありません。
 過去のデータも保持しているシステムであれば「8%」と書き換えることで過去の値も変わってしまわないか
 注意する必要があります。24時間取引があり、その都度データの更新があるようなシステムでは、どのデータ
 から「8%」とするか、どのように対応するか検討する必要があります。
 さらには、2015年にも増税が予定されているため、予定通り10%まで増税された時にスムーズに対応できる
 ような方策も考える必要があるでしょう。システムによっては税率1つ変わることでシステム全体に影響を
 及ぼすようなものもあるでしょうから、少しでも作業の手間が省けるような方法を検討することが望ましい
 でしょう。

 消費税増税には経過措置というものがあります。これは、増税施行日をまたいで行われる取引のことを
 指します。
 原則として4月1日より前にに仕入れた商品は「5%」、4月1日以降の売り上げは「8%」となります。また
 複数年で契約しているリース製品等があれば、4月以降の支払額が5%のままの場合と8%に変わる場合と
 あるので、この点にも注意が必要です。
 これについては企業や業種による違いもあるため、売上を管理するようなシステムでは実際の金額と異なる
 データが入らないように十分気を付ける必要があるでしょう。

 本DMが皆さまの手に届くのは4月1日。すでに消費税8%となっているため、システム等の対応はすでに済んで
 しまっているかもしれません。しかし、すでに次の増税も予定されています。また、政府では将来的に商品に
 よって異なる消費税率を設定することも検討しているということです。もしこれが導入されることになれば、
 より複雑なシステムに更新する必要が出てくるかもしれません。そうした将来の変化にも柔軟に対応できる
 よう、この機会にシステム設計の見直しを考えてもいいのかもしれません。

 ~参考~
 http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1208/31/news139.html
 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1311/26/news012.html
 http://jpn.nec.com/soft/explanner/ex-seminar/40/40_1.html

★世界のITトレンド  世界のキーボード事情 ~日本語キーボードと英語キーボードの違い~★

 今回はこれまでと少し趣向を変え、「世界のキーボード事情」と題して国や地域によるキーボードの違いを
 お伝えしたいと思います。
 みなさんが普段使用しているPCのキーボード。どのPCを使っても大体同じ文字や記号が同じ場所に配置されて
 いるはずです。
 しかし、国が違えばキーボードも異なります。今回は英語圏の国々で使用されているキーボードと日本語用の
 キーボードの違いをご紹介します。
 日本語のキーボードと英語のキーボードではアルファベットの配列は一緒ですが、記号の場所が異なるものが
 あります。その一部を以下に挙げます。

 ・@(アットマーク)
  日本語のキーボードではどこを押すと表示されるかは説明する必要はないでしょう。「P}の右隣ですね。
  この場所を英語キーボードで押すと、「[(大括弧)」が表示されます。はじめて英語キーボードに触れる人
  や英語キーボードに慣れていない人は戸惑うことでしょう。私も先日、仕事の中で英語のWindowsOSを触る
  機会があったのですが、「@」を打ちたくても打てずに少し苦労しました。
  では、英語キーボードで「@」はどこで打てるのかというと、「Shift+2」で打つことができます。
  日本語キーボードでは「”」が表示されるところです。日本語キーボードと英語キーボードでは場所も違えば
  Shiftを使う必要があったりと全然入力方法が違うのです。

 ・”(ダブルクォーテーション)
  先ほど、英語キーボードで「@」を入力するためには日本語キーボードにおける「”」の方法で入力できると
  お伝えしました。では、「”」を入力したい場合はどうしたらいいのでしょうか。
  「”」は、日本語キーボードで「Shift+]」の方法で入力することができます。

 ・*(アスタリスク)
  もう1つ、よく入力するもので日本語キーボードと英語キーボードで場所が大きく異なるものをご紹介しま
  しょう。それが「*」です。
  「*」は「Shift + :」が日本語キーボードでの入力方法ですが、英語版キーボードでは「Shift + 8」と
  なります。
  場所が全然違うため、「*」についても知らないと入力するのに時間がかかってしまうでしょう。

  日本語キーボードと英語キーボードを比較すると、英語キーボードの「スペース」の幅が広いことに気付く
  はずです。それは、英語には日本語の「変換」に相当するものがないからです。日本語はローマ字表記で
  ひらがなを入力後、漢字に変換します。そのためのスペースがない分、英語キーボードでは「スペース」の
  幅が広くなっています。
  普段何気なく使っているものでも世界を見るとその形が全然違ったりします。そのようなものを探して
  比べてみるのも面白いかもしれませんね。

 ~参考~
 https://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/howto/keyboard/keyboard.htm

ご感想・ご質問はこちら
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  └─→ helpdesk

★INFORMATION  IT トレンド情報★

  1. iPhone/iPadなどのiOS搭載デバイスを遠隔操作
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20140327/546666/?act01
  
  2. 全国初!? 「NAVERまとめ」で町おこし 北海道・ニセコ住民有志が「まとめ」公開
   http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/27/news086.html
 
  3.金沢市、市内の観光スポット画像500点以上をCCライセンスで公開
   http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/28/news080.html
 
  4.radikoがエリアフリー化 全国で好きな放送局が聴ける有料版スタートへ
   http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/25/news113.html
 
    5.「地方から、ハッピーなニュースを」 国内外86カ所に広がる「みんなの経済新聞」の“増殖力”
   http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/24/news032.html

 

★INFORMATION  マイクロソフト セキュリティ情報★
 
 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2014年2月分)
 
   ●深刻度:緊急「4件」重要「3件」
 
   詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms14-feb
 
 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2014年3月分)
 
   詳細情報:http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms14-mar
 
   ●深刻度:緊急「2件」重要「3件」
 
    御社環境における上記パッチ適用の必要可否詳細については、
    弊社ヘルプデスク、または営業までお問い合わせ下さい。

★INFORMATION  APEX セキュリティ情報★

 ■初めに APEXセキュリティ情報とは
 
  APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
  弊社が特選し掲載をするものです。
  Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
  ご活用頂ければ幸いでございます。
 
  情報源は、JPCERT/CCを主としております。
  JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/
 
【1】Mozilla 製品群に複数の脆弱性
 
  ●概要
   Mozilla 製品群には、複数の脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が、
      任意のコードを実行したり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を行ったりする可能
      性があります。

      対象となるバージョンは以下の通りです。

      – Firefox 28 より前のバージョン
      – Firefox ESR 24.4 より前のバージョン
      – Thunderbird 24.4 より前のバージョン
      – Seamonkey 2.25 より前のバージョン
     
  ●対応策
   この問題は、Mozilla が提供する修正済みのバージョンに該当する製品を更新
      することで解決します。詳細については、Mozilla が提供する情報を参照して
      下さい。

  ●情報源
   US-CERT Current Activity
      Mozilla Releases Updates for Firefox, Thunderbird, and Seamonkey
      http://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2014/03/18/Mozilla-Releases-Updates-Firefox-Thunderbird-and-Seamonkey

 
【2】Microsoft Word の未修正の脆弱性
 
  ●概要
   Microsoft Word には未修正の脆弱性があります。結果として遠隔の第三者
      は、細工したリッチテキストフォーマット(RTF 形式) のファイルをユーザに
      開かせたり、Microsoft Outlook でプレビューさせたりすることで任意のコード
      を実行させる可能性があります。

      Microsoft Security Advisory (2953095)
      Vulnerability in Microsoft Word Could Allow Remote Code Execution
      https://technet.microsoft.com/en-us/security/advisory/2953095

     マイクロソフト社によると、本脆弱性を悪用する標的型攻撃が確認されて
     いるとのことです。

   対象となる製品とバージョンは以下の通りです。

     – Microsoft Word 2003
     – Microsoft Word 2007
     – Microsoft Word 2010
     – Microsoft Word 2013
     – Microsoft Word Viewer
     など
     詳細は、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2953095) を参照してください。

  ●対応策
   マイクロソフト社より、本脆弱性に関する回避策が公開されています。セキュリティ更新
      プログラムを適用するまでの間の暫定対策として、マイクロソフトセキュリティ アドバイザリ
      (2953095) を参考に、回避策を適用することをご検討ください。
      回避策を適用する場合は、システムへの影響など事前に検証の上実施してください。

      – Microsoft Fix it 51010 を適用する
        Microsoft security advisory: Vulnerability in Microsoft Word could allow remote code execution
        https://support.microsoft.com/kb/2953095

     ※ Microsoft Fix it の適用により、Microsoft Word、および
        Microsoft Outlook において、RTF 形式のファイルを参照、編集する
        ことができなくなります。RTF 形式のファイルの参照、編集には、ワードパッドなどの
        別のアプリケーションを使用してください。

     Microsoft Outlook 2007,2010,2013 では、Microsoft Word がデフォルトの
     メールリーダとなっています。細工された RTF 形式のファイルをMicrosoft
     Outlook でプレビューするだけで、攻撃の影響を受ける可能性があるため、
     Microsoft Fix it の適用を強く推奨いたします。

  ●情報源
      Microsoft Security Advisory (2953095)
      Vulnerability in Microsoft Word Could Allow Remote Code Execution
      https://technet.microsoft.com/en-us/security/advisory/2953095

      Microsoft
      Security Advisory 2953095: recommendation to stay protected and for detections – Security Research & Defense – Site Home – TechNet Blogs
      http://blogs.technet.com/b/srd/archive/2014/03/24/security-advisory-2953095-recommendation-to-stay-protected-and-for-detections.aspx

【3】複数の Microsoft 製品に脆弱性
 
  ●概要
    複数の Microsoft 製品には脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が、
      任意のコードを実行したり、権限を昇格したりする可能性があります。

      対象となる製品は以下の通りです。

      – Internet Explorer
      – Microsoft Windows
      – Microsoft Silverlight

   ●対応策
   この問題は、Microsoft Update 等を用いて、更新プログラムを適用することで
      解決します。詳細については、Microsoft が提供する情報を参照して下さい。
 
  ●情報源
   Microsoft Security TechCenter
      Microsoft Security Bulletin Summary for March 2014
      http://technet.microsoft.com/en-us/security/bulletin/ms14-mar
 
【4】Apple の複数の製品に脆弱性
  
  ●概要
    Apple の複数の製品には脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が、
      任意のコードを実行したり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を行ったりする
      可能性があります。

      対象となる製品は以下の通りです。

      – Safari
      – OS X Lion、Lion Server、Mountain Lion、Mavericks
      – QuickTime (Windows版)
 
  ●対応策
      この問題は、Apple が提供する修正済みのバージョンに該当する製品を更新す
      ることで解決します。詳細については、Apple が提供する情報を参照して下さい。

 
  ●情報源
    US-CERT Current Activity
      Apple Releases Security Updates for Safari 6.1.2 and Safari 7.0.2
      http://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2014/02/27/Apple-Releases-Security-Updates-Safari-612-and-Safari-702

      US-CERT Current Activity
      Apple Releases OS X Mavericks v10.9.2 and Security Update 2014-001
      http://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2014/02/27/Apple-Releases-Security-Updates-OSX-Mavericks-v1092-and-Security

      US-CERT Current Activity
      Apple Releases QuickTime 7.7.5
      http://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2014/02/27/Apple-Releases-Secutiy-Update-QuickTime-775

 
【5】Microsoft Internet Explorer に脆弱性
 
  ●概要
   Microsoft Internet Explorer には、脆弱性があります。結果として、遠隔の
      第三者が、任意のコードを実行したり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を実行し
      たりする可能性があります。

      対象となるバージョンは以下の通りです。

      – Internet Explorer 9
      – Internet Explorer 10

  ●対応策
   2014年2月25日現在、対策済みのバージョンはありません。

      以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
      – Internet Explorer 11 以降へアップグレードする
      – Fix it 51007 を適用する
      – Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を使用する

  ●情報源
   US-CERT Current Activity
      Microsoft Releases Security Advisory for Internet Explorer 9 and 10 Use-After-Free Vulnerability
      http://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2014/02/20/Microsoft-Releases-Security-Advisory-Internet-Explorer

 
★INFORMATION  お知らせ★
 
 ~お問い合わせ窓口に関するご案内~
 
  より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
  可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
  ご協力をお願い申し上げます。
 
 【連絡先】
 
      電話番号(保守専用): sales
        ※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
           によって別の電話番号をご案内させて頂いている
           場合がございますので、その場合は引き続き現状の
           電話番号をご利用下さい。

      メールアドレス(保守専用): helpdesk
        ※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
           ご案内させて頂いている場合がございますので、
           その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。
 
  より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
  保守環境の 整備を実施してまいりますので、引き続きご愛顧の程、
  よろしくお願い申し上げます。
 
 ~DM配信スケジュール~
  2か月に1度、偶数月に配信予定
 
 ~ご質問受付について~
  今号でご紹介いたしましたホットトピック及びバッチ情報、
  または弊社についてのご質問をお受けいたします。
  なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
  ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。
 
  ご質問は下記までお願いいたします。
 
  ヘルプデスク : helpdesk
 
  ぜひお待ちしております。
  #回答は次号以降、順次させて頂く予定です。
 
 ~次号配信予定~
  2014年6月2日(月)
 
【編集後記】
   
 気づけば一気に暖かくなり、街のいたるところで桜の花が咲いていますね。
 4月は出会いと別れの時期ですが、皆さんの中にも出会いや別れもしくはご自身が新たな環境での
 スタートとなるような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 今年は消費税の増税もあり、これまでと生活の変化が少なからず変わるという方が多いと思います。
 新年度も皆様が引き続き、そしてこれまで以上にご活躍されることを楽しみしております。
 また、私自身もこれまで以上に皆様に笑顔をお届けできるよう気持ちを新たに仕事に取り組んでまいります。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
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  【文責】  APEX ソリューション推進部            
   APEX NEWS 編集者 遠藤                  
  ——————————————————–◆◇◆
 
編集責任者: 遠藤 真輝
発行責任者: 新開 康彦
 
内容のお問い合わせについて、また本メールの配信停止については、
お手数ですが、下記までご連絡をお願いいたします。
 
株式会社エイペクス
ソリューション推進部
TEL : sales
Email : helpdesk

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