APEX NEWS Vol.48
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APEX NEWS
2018 年 秋号 Vol.48
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平素よりお世話になっております。株式会社エイペクスでございます。
本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザーの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。
※3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)の定期的な配信を
予定しております。
より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。
※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。
※本メールは等幅フォントで最適化しております。
◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ PICKUP
インターネット広告の表と裏
○ ITトレンド情報
Windows 10 October 2018 Updateはなぜ一時配布停止となったのか など
○ 技術情報
1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(7月~9月分)
2.APEXセキュリティ情報
○ お知らせ
お問い合わせ窓口に関するご案内
DM配信スケジュール
ご質問受付について
次号配信予定
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━━★PICKUP「インターネット広告の表と裏」★━━
現在、私たちの周りには数え切れないほど多くの広告が溢れ返っています。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオといったマスメディアを利用した広告はもちろん、
街の看板やネオンサイン、バスや電車の車体に貼り付けられたラッピング、
スポーツ会場や選手のユニフォームに描かれたロゴなど、
場所を問わず実に様々な種類の広告を見ることが出来ます。
今回は、このように数多くの広告が溢れる中で、
数年前から急速に発展しているインターネット広告についてご紹介したいと思います。
インターネット広告とは、Webサイトやメール、SNS等を利用し、
広告主が製品やサービスのマーケティングのために行う宣伝活動のことを指します。
2018年現在、日本におけるインターネットの世帯普及率は
85%を超えていると言われており、テレビや新聞、雑誌等のメディアと比較しても
決して劣っている媒体ではありません。
それどころか、インターネットと言う媒体を利用することで、
従来の広告では実現が難しかった・成しえなかった運用を
行うことが出来るようになりました。
インターネット広告の特徴として、広告の効果を定量的に判断出来るという点と、
個人に合わせた広告を表示することが出来るという点、
広告を見たユーザーがアクションを起こしやすいという点などが挙げられます。
従来の広告では、広告の効果を正確に計測することは困難です。
例えばテレビで商品のCMを放映した後に売り上げが増加したとしても、CMの効果ではなく
別の要因によって売り上げが上がった可能性も否定できないためです。
しかし、インターネット広告では広告を見た人がその広告をクリックした割合や、
その広告から実際に商品を購入した割合までも正確に把握することが出来ます。
この特徴を活かし、何種類かの広告を掲載して最もクリック数が多かったものや
売り上げに結び付いた広告の掲載を増やすなど、効率的な運用が可能です。
また、従来の広告ではユーザーがどのような広告に興味を惹かれていたのかを
把握することは出来なかったため、その商品を必要としないユーザーにも
広告を出すという、非効率的な運用を余儀なくされていました。
しかし、インターネット上ではユーザーごとの地域、年代・年齢、性別といった
基本的なデータから、興味・関心、Web上の行動履歴、検索履歴などのデータまで
細かく分析することが出来るため、ユーザー1人1人に対して
訴求効果の高い広告を掲載することが可能です。
ユーザーにとっても、店舗に足を運ぶことなく、気になった広告をクリックすることで
すぐに商品の予約や購入が可能になる等のメリットがあります。
上記のように、インターネット広告は運用次第で広告主とユーザーのどちらにも
メリットを齎しますが、一方でインターネット広告ならではの問題も発生しています。
今やインターネットやWebサイトを閲覧していると、
必ずと言っていいほど何かしらの広告が表示されます。
一定数のユーザーは自身が意図せず広告をクリックし、
商品の購入ページに遷移させられることを嫌うため、
彼らは常に広告に画面の何%かを占有されている現状を歓迎してはいません。
また、インターネット広告技術が発展するにつれ悪質な広告も増加しています。
特に、画面全体に表示されて目的のページに移動するまで
何秒かカウントダウンする広告や、音声付きで自動再生される動画広告、
画面をスクロールしても追尾して表示され続ける広告などは
ユーザーに大きなストレスを与えます。
他にも、スマートフォンでは広告を表示させることで
通信容量やバッテリーが圧迫されます。
PCではWebページの読み込みが遅くなったり、「Malvertising」と呼ばれる
悪意のある広告を閲覧してしまうことによってマルウェアに感染する被害も出ています。
このようなインターネット広告の負の面に対する反発もあり、
最近では「広告ブロックツール」を利用するユーザーが増えています。
しかし、インターネットのコンテンツを(基本的に)無料で
楽しむことが出来るシステムには広告が不可欠であり、もしも全てのユーザーが
広告ブロックツールを利用すると広告収入が無くなり、
コンテンツそのものが立ち行かなくなるでしょう。
これから先、健全なインターネットコンテンツを提供・享受するためには
悪質な広告を駆逐する広告業界の努力と、
ある程度広告を受け入れるユーザーの寛容な心の両方が必要不可欠だと感じます。
<参考URL>
https://ja.wikipedia.org/wiki/インターネット広告
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1706/27/news040.html
https://jp.techcrunch.com/2016/01/18/20160116ad-blocking-a-primer/
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ご感想・ご質問はこちら
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└─→helpdesk
━━★IT トレンド情報★━
1.Windows 10 October 2018 Updateはなぜ一時配布停止となったのか
Windows 10 October 2018 Updateの提供が一時停止している。
配信停止の原因となった不具合とはどういったものなのか、
また不具合に遭わないための方法などを解説する。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1810/17/news025.html
2.「Skype 7」のサポートは11月終了へ
Microsoftが、ユーザーからの反対を受けて延期していた
「Skype 7」のサポート終了をデスクトップでは11月1日に、
モバイルとタブレットでは11月15日に実施すると発表した。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1809/28/news071.html
3. 大手4社のWebブラウザ、2020年にTLS 1.0と1.1を無効化
EdgeとInternet Explorer(IE)11、Safari、Firefox、Chromeで、
2020年にTLS 1.0とTLS 1.1が無効化される。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1810/16/news077.html
4. 日立ら4社、マンション向け配送サービスを共同開発へ
日立ら4社は、不在時に宅配ボックスに預かった荷物を、希望のタイミングで
配送ロボットが玄関先まで運んでくれる「マンション内宅配システム」の
共同開発を開始した。2021年度の実用化を目指す。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1810/01/news057.html
━━★マイクロソフト セキュリティ情報★━━
~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2018年 7月分)
深刻度:緊急「5件」重要「14件」
詳細情報:https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2018/07/11/201807-security-updates/
~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2018年 8月分)
深刻度:緊急「12件」重要「4件」
詳細情報:https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2018/08/15/201808-security-updates/
~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2018年 9月分)
深刻度:緊急「12件」重要「1件」
詳細情報:https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2018/09/12/201809-security-updates/
━━★APEX セキュリティ情報★━━
■初めに APEXセキュリティ情報とは
APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
弊社が特選し掲載をするものです。
Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
ご活用頂ければ幸いでございます。
情報源は、JPCERT/CCを主としております。
JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/
【1】
●概要
Adobe Acrobat および Reader の脆弱性 (APSB18-30) に関する注意喚起
PDF ファイル作成・変換ソフトウエア Adobe Acrobat および
PDF ファイル閲覧ソフトウエア Adobe Acrobat Reader には
複数の脆弱性があります。
脆弱性を悪用したコンテンツをユーザが開いた場合、任意のコードが実行されたり、
情報が搾取されたりする等の恐れがあります。
脆弱性の詳細については、アドビの情報を確認してください。
アドビシステムズ株式会社
Security bulletin for Adobe Acrobat and Reader | APSB18-30
https://helpx.adobe.com/security/products/acrobat/apsb18-30.html
●対象バージョン
対象となる製品とバージョンは次のとおりです。
- Adobe Acrobat Reader DC Continuous (2018.011.20063) およびそれ以前
– Adobe Acrobat Reader 2017 Classic 2017 (2017.011.30102) およびそれ以前
– Adobe Acrobat Reader DC Classic 2015 (2015.006.30452) およびそれ以前
– Adobe Acrobat DC Continuous (2018.011.20063) およびそれ以前
– Adobe Acrobat 2017 Classic 2017 (2017.011.30102) およびそれ以前
– Adobe Acrobat DC Classic 2015 (2015.006.30452) およびそれ以前
●対応策
Adobe Acrobat および Reader を次の最新のバージョンに更新してください。
- Adobe Acrobat Reader DC Continuous (2019.008.20071)
– Adobe Acrobat Reader 2017 Classic 2017 (2017.011.30105)
– Adobe Acrobat Reader DC Classic 2015 (2015.006.30456)
– Adobe Acrobat DC Continuous (2019.008.20071)
– Adobe Acrobat 2017 Classic 2017 (2017.011.30105)
– Adobe Acrobat DC Classic 2015 (2015.006.30456)
Adobe.com – New downloads
https://supportdownloads.adobe.com/new.jsp
●情報源
http://www.jpcert.or.jp/at/2018/at180040.html
【2】
●概要
2018年10月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起
マイクロソフトから 2018年10月のセキュリティ更新プログラムが公開されました。
本情報には、深刻度が「緊急」のセキュリティ更新プログラムが含まれています。
脆弱性を悪用された場合、リモートからの攻撃によって
任意のコードが実行されるなどの恐れがあります。
脆弱性の詳細は、次の URL を参照してください。
2018 年 10 月のセキュリティ更新プログラム
https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance/releasenotedetail/aa99ba28-e99f-e811-a978-000d3a33c573
●対応策
Microsoft Update、もしくは Windows Update などを用いて、
セキュリティ更新プログラムを早急に適用してください。
●情報源
http://www.jpcert.or.jp/at/2018/at180041.html
【3】
●概要
2018年10月 Oracle 製品のクリティカルパッチアップデートに関する注意喚起
2018年10月16日(現地時間)、Oracle は、複数の製品に対する
クリティカルパッチアップデートに関する情報を公開しました。
Oracle Critical Patch Update Advisory – October 2018
https://www.oracle.com/technetwork/security-advisory/cpuoct2018-4428296.html
脆弱性を悪用された場合、リモートからの攻撃によって
アプリケーションが不正終了したり、
任意のコードが実行されたりするなどの恐れがあります。
対象となる製品を利用している場合には、
アップデートの適用等を検討してください。
●対象バージョン
対象として、次の製品およびバージョンが含まれています。
- Java SE JDK/JRE 8 Update 182 およびそれ以前 ※
– Java SE JDK/JRE 11
– Oracle Database Server 11.2.0.4
– Oracle Database Server 12.1.0.2
– Oracle Database Server 12.2.0.1
– Oracle Database Server 18c
– Oracle WebLogic Server 10.3.6.0
– Oracle WebLogic Server 12.1.3.0
– Oracle WebLogic Server 12.2.1.3
※ 現時点での Oracle 社のアドバイザリによると、
対象バージョンは 8u182と記載されておりますが、
リリースノートでは確認できないバージョンとなっております。
Oracle Corporation
Release Notes for JDK 8 and JDK 8 Update Releases
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/8all-relnotes-2226344.html
ただし、対象となる製品およびバージョンは多岐に渡りますので、
正確な情報は Oracle の情報を参照してください。
●対応策
Oracle からそれぞれの製品に対して、修正済みソフトウエアが公開されています。
Java SE 及び WebLogic では、次のバージョンが公開されています。
– Java SE JDK/JRE 8 Update 191
– Java SE JDK/JRE 11.0.1
– Oracle Database Server 11.2.0.4 ※
– Oracle Database Server 12.1.0.2 ※
– Oracle Database Server 12.2.0.1 ※
– Oracle Database Server 18c ※
– Oracle WebLogic Server 10.3.6.0 ※
– Oracle WebLogic Server 12.1.3.0 ※
– Oracle WebLogic Server 12.2.1.3 ※
※ 対策が施されたパッチ情報の詳細については、10月17日時点の公開情報では
確認できませんでしたので、Oracle 社等に確認してください。
●情報源
http://www.jpcert.or.jp/at/2018/at180042.html
━━★お知らせ★━━
~お問い合わせ窓口に関するご案内~
より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
ご協力をお願い申し上げます。
【連絡先】
電話番号: sales
※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
によって別の電話番号をご案内させて頂いている
場合がございますので、その場合は引き続き現状の
電話番号をご利用下さい。
メールアドレス(保守専用): helpdesk
※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
ご案内させて頂いている場合がございますので、
その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。
より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
保守環境の 整備を実施して参りますので、引き続きご愛顧の程、
よろしくお願い申し上げます。
~DM配信スケジュール~
3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)配信予定
~ご質問受付について~
今号でご紹介致しましたITトレンド情報及び技術情報、
または弊社についてのご質問をお受けいたします。
なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。
ご質問は下記までお願いいたします。
ヘルプデスク : helpdesk
ぜひお待ちしております。
#回答は次号以降、順次させて頂く予定です。
~次号配信予定~
2019年1月16日(水)
【編集後記】
日に日に秋も深まり、冬のような肌寒さも感じられる
今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先日テレビを見ていると、ジェットエンジンで空を飛ぶ
ホバーボードの特集映像が流れていました。
まだまだ実用化するには早いとのことでしたが、いずれは
空を飛んで出社したり、出かけたり、旅をしたりするような未来が
待っているのかもしれませんね。
また、弊社は今月に新しい社員を迎えたので
次号は彼の自己紹介をお届けしたいと思います。
では、次号も皆様へ笑顔をお届けできますように。
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【文責】 APEX ソリューション推進部
APEX NEWS 編集者 堀
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編集責任者: 堀 智紀
発行責任者: 新開 康彦
内容のお問い合わせについて、また本メールの配信停止については
お手数ですが、下記までご連絡をお願い致します。
株式会社エイペクス
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TEL : sales
Email : helpdesk
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